夢のマイホーム購入の際、やっぱり気になるのはお金の話。
ハウスメーカーで営業をしていても上位トップ3に入るのがこのお金に関わる相談です。
よくある質問をあげると、
- 頭金はいくら必要?
- 住宅ローン返済は何年で組んだらいい?
- 自分の収入でいくら借りれる?
全額キャッシュ、つまり現金で家を建てる人は少ないので、ほとんどの人が住宅ローンを組んで家を建てます。
住宅ローン=借金
当然ですが借金はない方が良いですよね。
身近な借金といえば、例えば車、スマホ、時計を買うとき。現金があれば、ローンで買わずオールキャッシュで買う方が当然良いですよね。
ではここで質問をひとつ。
「マイホームを3,000万円で購入しようと思っている矢先に、宝くじが3,000万円当たりました。日頃の行いが良いのか、我ながら天才的な引きの強さです。さてあなたはマイホームをオールキャッシュで買いますか?住宅ローンを組みますか?」
先の車や時計の借金の時と同様に「現金が手元にあるならオールキャッシュで!」
こう考える人の方が多いのではないでしょうか?
僕自身の結論は、
現金を持っていたとしても住宅ローンを組みます。
僕自身、住宅ローンを既に組んでいますが、もし当時宝くじが当たっていたとしたも、間違いなく住宅ローンを組んで家を建てます。
なぜ現金ではなく住宅ローン?
その理由は3つあります。
- 住宅ローン減税が使える
- 超低金利で借りられる
- 団信がある
ひとつづつ説明していきます。
住宅ローン減税が使えるから
住宅ローン減税とは、毎年年末の新築の住宅ローン残高の0.7%分が13年間、現金で毎年かえってくるというものです。
例えば3,000万円の住宅ローンだと、21万円が毎年年末にかえってきます。
現金で一括購入してしまうと当然もらえないお金となりますので、少なくとも13年間は住宅ローンという負債を持っている方がお得になります。
超低金利で借りられるから
建てるハウスメーカーやエリアによっても若干の差があるのも事実ですが、ほとんどの金融機関の変動金利は実務上は保証料込みでおおむね0.6%前後です。
仮に0.6%で借りたとしたら、住宅ローン減税で0.7%かえってきますので、13年間は住宅ローンを持っている方がお得になるという逆転現象がおきます。
団信があるから
借り方によって例外もありますが、通常の金融機関で住宅ローンを組むと、団体信用生命保険(通称:団信)という超強力な保険がついてきます。
もし借りた人が不慮の事故や病気で亡くなってしまった場合には、この団信が発動して、残高に限らず持っている住宅ローンはゼロになるという超強力な保険です。
また最近ではガン団信といって、ガンと診断をされただけで、ステージに関わらず団信が発動する商品がほとんどです。(借入時の年齢制限あります)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
仮に現金を持っていたとしても、住宅ローンを借りるという選択についてご理解頂けましたでしょうか。
今の低金利時代の住宅ローンは、他のローンとは少し特性が違い、リスクヘッジの保険としての機能も大きいので、住宅ローン=リスクではないという事をご理解頂ければ幸いです。
住宅ローンを組まれる際に、生命保険の見直しをされる方が多いのはこの団信があるためです。
ご自身の入られている保険について知らない方も多いと思いますので、ハウジングセンターで無料開催されているFPセミナーや、無料のネット診断みたいなものを利用してみるのも勉強になるのでおすすめです。
夢のマイホーム計画で失敗しないための情報をこれからも発信していきますので、楽しく学んでいきましょう!