こんにちは。現役ハウスメーカー営業マンのミヤビスズキです。
今回は、買うと後悔する土地の特徴についてまとめました。
土地購入で失敗をしてしまうと、マイホームの計画自体が失敗してしまいます。
どんなに理想通りの間取りができたとしても、不満を抱えながら暮らしていく事になりますので、ここはしっかりとおさえておきましょう。
この記事は以下の方におすすめ!
- 土地を探している
- 買おうか迷っている土地がある
- 最近家づくりをはじめた
先に結論をお伝えすると、後悔する可能性が高い土地は以下の3つの条件にあてはまる土地です。どれか一つでもあてはまったら注意が必要です。
- 高低差がある土地
- 前面道路が狭い、もしくは広い
- 駅まで近い
ひとつずつ解説していきます。
高低差がある土地
買うと後悔する土地の代表例です。
道路から見た時に土地を見上げるような土地には注意が必要です。
高低差がある土地に家を建てようとすると、擁壁工事といって、コンクリートの壁を作って土が流れてこないようにするのですが、これが、まぁ高い!
想像よりも高いお金がかかります。
もちろん高低差がどれだけあるかにもよりますが、土地造成工事の費用は、一発、数百万円の世界です。
さらに、高低差がある土地に家を建てると、当然ですが、駐車場から玄関に行くまでのアプローチ階段も増えます。
アプローチ階段はコンクリートで作りますので、段数が増えればコンクリートの費用も上がりますし、仕上げに貼るタイルも増え、外構費用を押し上げます。
ちなみにですが、例えば土地購入後に家づくりをすすめていき、
「500万円も造成費用がかかるのであれば、話が違うので土地契約はキャンセルします!」
この言い分は不動産仲介業者には通用しませんのでご注意下さいませ!
具体的には、前面道路から土地をみた時に、土地の表面が自分の腰高くらいのところであればOKです!
逆に目線より上の場合は本当に注意が必要です。
前面道路が【狭い】or【広い】
次に注意が必要なのは、前面道路についてです。
狭くても広くても注意が必要です。
■前面道路が【狭い】
前面道路が狭いと、将来的に非常に暮らしづらいです。
家族が増えれば車も大きくなります。ミニバンやSUVで狭い道路を抜けて、対向車に注意しながらお出掛けするのは非常にストレスです。
建て替えの場合は百歩譲って、何十年も住んでいる町なので、道路が狭くても慣れているかもしれません。
ただ、新たに住む街の場合はイメージがつきづらく、どうしても土地の陽当たりや、立地にばかり目が行きがちです。
実際にそこに住む将来を具体的にイメージする事が大切です。
■前面道路が【広い】
実は広いのも考え物です。
道路が広いという事は交通量が多い通りです。
マンションやアパートの場合は、仮に大通りに面していたとしても、一旦広めの駐車場に入ってから、旋回して自分の決められた駐車スペースに停めるので問題ありません。
ただ、戸建ての場合は、敷地も限られているので、旋回するスペースは作らず、道路から直に車を入れる事になります。
交通量の多い通りで、後ろから向かってくる車に注意しながら、バックで自宅の駐車場に停めるのは結構ストレスですし、危険もあります。
また、駐車のわずらわしさだけではなく、お庭で遊んでいるお子さんが飛び出しそうという危険もあります。
【狭い】道路も【広い】道路、どちらも注意が必要です。
具体的には前面道路が6m前後の土地がおすすめです!
駅まで近い
最後に注意が必要なのは駅までが近い土地です。
駅近くの土地に魅力を感じる人は多いですが、家づくりを考える際には、近いのも実は注意が必要です。
あなたがよく使う駅のまわりを想像してみて下さい。
銀行、コンビニ、本屋、ゲームセンター、パチンコ店、居酒屋など、不特定多数の人が集まる施設やお店がたくさんありませんか?
便利な反面、静かに暮らす事は難しいのが駅周辺です。
また、駅のまわりは用途地域上、高層建築物を建てても良いところなので、せっかく建てた家の南側に、数年後マンションが建つ可能性も高いエリアです。
あと、線路が近いと想像以上に家は揺れます。
固有周期の関係で、2、3階建ての木造や鉄骨造は、電車やトラックの走る振動で、揺れやすいです。
駅から徒歩20分~30分前後の少し離れた場所の方がむしろ家づくりの土地には適しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
土地購入を失敗すると、家づくりそのものが失敗します。
家づくりが失敗すると、一生涯かけて後悔します。
幸せに暮らす将来の家族のためにも、これからも家づくりについて一緒に学んでいきましょう!