①ほとんどの人が辞める
僕の同期は営業職で愛知、岐阜、三重で15人程(全国合計は営業職に限らず全体で確か230人くらい)でした。約10年を終えて残っている人数はたったの2人です。同期の3分の2が入社後3年以内に辞め、その後は徐々に辞めていくという傾向です。1棟も契約できずにやめていく人も毎年一定数います。
②基本的に異動は少ない
自分で建てて頂いたお客様からの紹介や、土地勘が特に必要な仕事なので、基本的に転居を伴う移動はなく、最初に配属された地で営業人生をスタートします。
契約が取れていなかったり、パワハラ、セクハラで問題になったりすると転居を伴う移動や、グループ会社への出向があります。
③体育会系の上下関係
10年前に比べれば随分と変わりましたが、それでもまだ上下関係は強く、大手ハウスメーカーは特にその傾向があります。契約が取れていない時期は、上司より先に帰りにくい雰囲気はありますし、残業が当たり前の風潮なので、定時ピッタリで帰るのは新入社員くらいです。
④営業成績ですべてが決まる
営業職であれば、ハウスメーカーに限らないと思いますが、住宅の契約は1かゼロの世界なので、より営業成績がモノを言います。また、契約できなければ業務を覚えれないので、2~3年たつと、かなり実力に差が出ます。多少問題があっても、新規契約を取ってくる人材が求められます。
逆にどんなに人当たりが良くて、真面目で学歴がある人であっても契約ができなければ、成長もできませんし、徐々に風当たりが強くなっていきます。ただ真面目な人が必要な部署もあるので、真面目にコツコツ努力を続けば、営業は難しくても他部署への異動で、内務として成功する人もいます。
⑤年収が高い
他業種や、同年代と比べて明らかに収入は高いです。仕事柄様々な企業の方の年収を知る機会が多いですが、ハウメーカーではない超大手の有名企業や家電メーカーの方と比べても格段に高いです。
特に30代から40代の人は、よりその差を実感できます。20代で父親の年収を超えることもザラにあります。逆に、自分が教えていた後輩に年収抜かれることもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
残酷で大変な業界ではありますが、ハウスメーカーで10年以上営業をやっていると、どこへ転職してもやっていける自信がつきます。
出世コースという概念も存在しないので、例えば入社して数年間まったく契約できなかった人でも、例えば3か月連続で契約をすれば過去の汚点は何もなかったことのように評価をしてもらえます。僕も1年目は1棟も契約できませんでした。
メンタル面での成長も含めると社会人1年目の業界としては、良い経験ができるとは思います。
今日は休みなので妻とカフェでも行ってきます。今日も今日だけ頑張りましょう!